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 洗えるきものミニ知識
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洗えるきもの・・・と一概に申しましても色々あります!

合繊のきものや帯なら何でも洗える・・・ではありません!


●きものや帯のミニ知識をちょっと特集してみました。
 
「洗えるきもの」と言う言葉・・・。今ではきのも好きのみなさまには良く知られるようになりました。けれども、そのご理解の程度はまちまちで、まだまだ熟知されていると言うには程遠い状況ではないかと思います。ある人は「化繊のきものは洗えるとか・・・」でも、簡単にそうは一概に言い切れるものではありません。

●さて、洗えるきものとは・・・
 
洗えるようにきめ細かに考慮配慮されたウオッシャブルなお品(仕立て上げられたきものや帯など)を意味していなければなりません。合繊なら、ましてや化学繊維ならなんでもと言うことは出来ないですね。
@繊維素材の状態から洗えることを意識して糸に加工され
A糸から生地におられる段階
B糸を染める段階でも、生地を染める過程
C生地として仕上げる各種後加工過程
Dお仕立て過程
 などで常に撚糸や織組織、染料の性質などさまざまな条件が総て製品となった時に洗濯が可能であるように配慮されていなければならないわけです。しかも特に洗濯出来るように適切な考慮配慮がなされていない縫製のものは幾ら生地に対して配慮考慮なされていたとしも洗濯できるとは限りません。洗うに相応し糸から生地、染織、後加工、縫製に至るまで一貫しているきものや帯だけが安心して洗える製品だとお考えください。特に縫製は使用する副資材と共に適切になされていることが重要です。

●洗えるきものの優等生 <東レ”シルック”和装品>
 
化学繊維の中でも衣料品向けにはその優れた品質や機能が最も高く評価され現在では国内の化学繊維生産のうちでも最も多く産出されているのが合成繊維=合繊として分類されているポリエステルです。
 このポリエステル繊維を100%素材として用い衣料品向けの生地用糸として提供されているのが東レの糸で絹の風合を持つ東レ”シルック”(ポリエステル100%)です。この糸を用い東レのブランドコントロールの元で一定の規格を充たし水準を保っている和装製品が東レ”シルック”和装品です。
@風合いなどに多大な影響をおよぼす素材繊維の太さや長さ、断面の形状など。断面形状が単純なものは滑り感などが生じやすく衣料品向けにはふさわしくありません。東レ”シルック”糸には異形断面と呼称される複雑な三角断面ものが用いられています。
A製糸段階での糸の撚り合わせや目的に合わせた形状など。(標準糸・紬風糸など)
B織り上がり、染め上がり後の後処理加工。(地風整理・撥水・撥油・帯電防止など)
 洗える・・・。と言うことは当然洗濯をしても何ら問題が生じないことを意味します。合繊のきものなら、ましてや化繊のきものなら何でも洗えると思うのは大間違いです。
 洗い方や洗剤にも問題はありますが基本的には洗えるように考慮配慮されているものに限り<洗える・・・>と言うことが出来ます。
 


東レ“シルック”とは

昭和
30年に東レが開発した高級シルク調 ポリエステル のファッション素材です。
その魅力は、上品で美しい光沢、限りなく絹に近い独特の感触と、取扱いの手軽さといえます。それは、ブラウス、ドレスなどの婦人服から、きもの、和装小物、ファンデーションまで幅広いアイテムの素材として取り上げられ、おしゃれに敏感な女性をはじめ、多くの方々に親しまれています。 

糸の断面が、東レ“シルック”の風合いの秘密

絹と同じ多角形の断面が、優しい風合いをつくっています。

東レ“シルックの断面

絹の断面

ポリエステルの断面

絹のようなしなやかさと美しさのカギを握るのは、
細くて強い東レ“シルック”の多角形の断面です。これが4つの特長をつくっています。

上品で美しい光沢
シャリ感のある感触
優雅なドレープ性
しなやかでさらりとした風合い

この枠内の東レ”シルック”に関する情報および画像は
東レ蒲lからの、ご提供ご協力により掲載させていただいています。

TORAY ”シルック”きもの HP

●洗うときには・・・
 
幾ら洗えると言っても大切なきものや帯のことですから丁寧に優しくお扱い下さい。
@洗剤は中性洗剤を少な目にご使用下さい。
A優しく手洗いが最適ですが、洗濯機で洗っても大丈夫です。丁寧に折たたみ洗濯ネットに入れて弱流でお洗い下さい。
B洗い上がりはそのまま軽く水を切り袖を竿などにまっすぐ通りしわを伸ばして陰干して下さい。
C脱水されるときは脱水機なら一分以内、脱水のし過ぎは皺が残る原因になります。

●合繊=合成繊維・化繊=化学繊維
 
化学繊維は人工的に作り出された繊維の総称です。
合成繊維はその中の一群です。 化繊という言い方は絹を天然繊維=天繊(この語はないですが)と言うような感じでポリエステルのことを言うならやはり化繊と言うより合繊と言う方が適切な 表現ででしょう。

【ポリエステル】は合成繊維の一種です。
 ポリエステル繊維の断面の形状には円形の他に異形断面と総称される三角形・扁平・ 中空などがあります。
 合繊=合成繊維とは化学繊維の中の一種で化学的に合成された物質から作り出された繊維で合成された物質によってさまざまな繊維があるようです。 
 化学繊維には再生繊維・半合成繊維・合成繊維・無機繊維などがあります。ちなみに合成繊維には、ポリエステル・アクリル・ナイロン・ビニロン・ポリプロピレン・ポリ塩化ビニル・ポリエチレン・ビニデリン・ポリクラール・ベンゾエート・アラミド などがあります。

●良く耳にする誤解です!
@合繊(ポリ)なら洗える・・・。全くそんな根拠はございません。
 特にポリエステル繊維の染色、製織には天然繊維以上に高度な技術を要することが多く、稚拙な染色ですと色落ちしたりすることもありますし、また撚糸や製織の技術、特に生地仕上げの後加工の優劣によりシワになったり地風が著しく劣るお品も珍しくはありません。
A合繊(ポリ)は正式には着られない・・・。とんでもない。
素材によって着用機会が限定されることはなどはありません。
B合繊(ポリ)は安物・・・。ピンキリで色々とございますよ。
 確かに合繊(ポリ)ものにはお安いお品も多くで回ってはおりますが、良いお品はそれなりにお値段もしっかりしています。一般的に正絹ものとの比較ではお安いとは思いますが、純正の合繊和装品は決して安物ではなく高級低額品とご認識下さい。
 現実に販売されている合繊和装品は多くが安価であることは確かですが・・・それらは、洗える和装品として総てがお勧めできるかどうかは疑問です。

●手前味噌の口上です!(^^)
 
洗えるきものにも最高級品から色々ございます。要するにピンからキリまであるわけです・・・。(^^)
*洗えるきもの、その品質や機能は製品により大きく異なります。
 洗えるきものにも最高級品から色々ございます。要するにピンからキリまであるわけです・・・。(^^)
当店ではいわゆるピンの部類 <高級低額品> のお品しか取り扱っておりません。(^^)
 みなさまにお勧めし販売させていただいておりますお品は原則として純正の東レ”シルック”(ポリエステル100%)糸を使用した最高級品に限定させていただいております。お仕立て加工などを承りました節にはもちろん洗えるように純正の適正なお仕立て加工をさせていただいておりあますので、ご安心の上お求めいただけます。

 

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